舞台活動を中心に更新しています。コメントもお待ちしています。
イタリア留学日記 その3
大好評?イタリア留学日記第3弾!(前回分参照してください)
はじめて「BRAVO!」と声のかかったイタリアでのコンサート、もう時間は22時過ぎ、1時間も遅れて始まったコンサートだったが、今考えると、イタリアの平均的な夕飯時間は20〜21時から、ピザ屋やレストランもこの時間帯あたりから客が入りだす。よってコンサートは伝統的なイタリア人生活スタイルに合わせると、当然22時ごろからのスタートになる。もう今考えると夜中、しかし暑いイタリアの日中を考えると、夜は涼しくて過ごし易い。この日も暑かった、虫達も夜になると、コンサートの照明めがけて活動開始。月も綺麗であった、がっ!突然コンサート半ばに入り始めた途端、雲行きが怪しくなり、遠くで雷の音が聞こえてくるようになった。確認しとくが、ここは北イタリアの山奥の農家の中庭でのコンサート・・・
自分がオペラのアリアを歌いながらも、雷が気になり始めてきた矢先、突然バケツをひっくり返したような、大雨!雨のせいか雷のせいか、照明も一斉に落ちた、ここは中庭、お客も歌い手もずぶ濡れ、一番気になったのが、押入れから登場してきたのにも関わらず、ここまでコンサートで大活躍のアップライトピアノが誰にも助けてもらえずに、一人寂しく濡れていたのを見て、僕は、タキシードのまま濡れながらピアノを近くの納屋にしまい込んだ。
大混乱の中に入り込んだ納屋だったが、中は真っ暗。ただすごく広い感じはした。そのうち懐中電灯とロウソクを誰かが着けはじめた。ふと見るとそこに200人近くのお客さんもそこに避難していた。ロウソクが一本つくたびに、拍手が起きていた。その拍手がみんなずぶ濡れになった開き直りか、拍手が手拍子になったり、お客さんたちがその暗闇の納屋を楽しんでいた。ここで誰かが歌い始めたのか(僕だったかも・・・?)O SOLE MIO(私の太陽)を歌いだした、そしたら大盛り上がり、この曲の歌詞を知らないイタリア人など存在せず、真っ暗な納屋でいつの間にか、カンツォーネ大会になっていた。それがなんか楽しかった!コンサートが途中で中止されたことや、服が濡れたこと、髪のセットも化粧もとれてしまっているのに、みんな笑顔でo sole mioを歌っていた。どれぐらいそこで過ごしたかは覚えてないが、いつの間にか雨もやんでいた、客も一人ひとり家に帰っていった。僕はもう一度ピアノを拭いてあげた。だってあのオンボロピアノが今日の主役だったから!僕は始めてのコンサートだったということ以上に興奮していた。たぶんイタリアがはじめて好きになった瞬間だったと思う。
その後また何時間も山道を車に乗って帰ってきたが、帰りも車酔いしたのは言うまでもない。翌日のレッスンで先生から重大発表!それはまた今度・・・おわり
イタリア留学日記 comments(1) trackbacks(0)
Comment
知らなかった〜そんなことが・・・でも素敵な体験をしたんだね。これからも楽しみにしてるから頑張って書いてね(^◇^)
from. PON | 2005/07/08 12:31 AM |








Trackback
この記事のトラックバックURL: http://blog.keny.ciao.jp/trackback/208398
Material by 歪曲実験室。
Template by malo pismo
Log in | RSS1.0 | Atom0.3 |
(C) 2019 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.